一般的なキーボードより高速でキー入力のオン/オフがおこなえる「ラピッドトリガー(Rapid Trigger)」機能。
今回はそんな、人気のラピッドトリガー搭載の中から『おすすめゲーミングキーボード』をご紹介します。
これからラピッドトリガー搭載ゲーミングキーボードの購入を考えているなら、この記事を読んで参考にしてみてはいかがでしょうか。
この記事でわかること
- そもそも、ラピッドトリガーってなに?
- ラピッドトリガーのおすすめゲーミングキーボードはどれ?
- ラピッドトリガー搭載キーボードを選ぶポイントは?
この記事では、「ラピッドトリガー搭載ゲーミングキーボードの特徴」や「ラピッドトリガー搭載のゲーミングキーボードおすすめ」についてわかりやすく解説していきます。
また、ラピッドトリガー搭載キーボードを選ぶポイントについてもご紹介するので、ぜひ最後まで読んでみてください。
ちなみに、ラピッドトリガー以外のおすすめゲーミングキーボードは、下記の記事でくわしく解説しているのでよかったらどうぞ。
ラピッドトリガーとは?
ラピッドトリガー(Rapid Trigger)とは、従来のメカニカルキーボードよりも高速でキー入力のオン/オフができる機能です。
一般的なキーボードでは、キー入力のオン/オフが機能するためには、固定されたアクチュエーションポイントとリセットポイントを通過する必要があります。
ラピッドトリガーの場合、設定した距離を押し込むか戻すだけで、キーのオン/オフが反応します。これにより、FPSゲームでストッピングが必要な場面や、リズムゲームなどのジャンルで特に利点があります。
ラピッドトリガー搭載のゲーミングキーボードおすすめ一覧
ここでは、ラピッドトリガー搭載のゲーミングキーボードおすすめ一覧を紹介していきます。
キーボード名 | Wooting 60HE+ | VXEシリーズ | DrunkDeerシリーズ | ELECOM VK600A | SteelSeries Apex Proシリーズ | Razer Huntsman V3 Proシリーズ | Real Force GX1 | ZENAIM KEYBOARD | CORSAIR K70 MAX | Arbiter Studio Polar 65 |
製品画像 | ||||||||||
押下圧 | 40~60cN | 30g / 28g | 30~60g | 30~60g | 45cN | 40g | 45g / 30g | 50g | 45g | 36~60g |
キー配列 | 英語 | 英語 | 英語 | 日本語 | 日本語 / 英語 | 日本語 / 英語 | 日本語 / 英語 | 日本語 / 英語 | 日本語 / 英語 | 英語 |
サイズ | 60% | 65% / 75% | 65% / 75% | 65% | 60% / TKL / Full | 60% / TKL / Full | TKL | TKL | Full | 65% |
アクチュエーション ポイント | 0.1~4.0mm (0.1mm単位で調整可) | 0.1~4.0mm (0.1mm単位で調整可) | 0.2~3.8mm (0.1mm単位で調整可) | 0.1~3.8mm (0.1mm単位で調整可) | 0.1~4.0mm (0.1mm単位で調整可) | 0.1~4.0mm (0.1mm単位で調整可) | 0.1~3.0mm (0.1mm単位で調整可) | 0.1~1.8mm (0.05mm単位で調整可) | 0.4~3.6mm (0.1mm単位で調整可) | 0.1~3.8mm (20段階で調整可) |
ラピッドトリガー | 0.1~4.0mm | 0.1~4.0mm | 0.1~3.6mm | 0.1~3.8mm | 0.1~4.0mm | 0.1~1.0mm | 0.1~2.5mm | 0.05~1.75mm | 0.1~1.0mm | 0.1~3.8mm |
キーストローク | 4.0mm | 4.0mm | 4.0mm | 4.0mm | 4.0mm | 4.0mm | 4.0mm | 1.9mm | 4.0mm | 4.0mm |
キースイッチ | Gateron Lekker Switch | GATERON V2 / RAESHA V2 | RAESHA switch | RAESHA switch | OmniPoint2.0 | 第2世代 Razerアナログオプティカル | 静電容量無接点方式 | 無接点磁力検知方式 | CORSAIR MGX | Fuji磁気スイッチ |
価格(税込み) | 32,980円 | 約18,800円 | 約18,000円 | 22,980円 | 約33,000円 | 約33,000円 | 約33,000円 | 48,180円 | 約31,880円 | 27,980円 |
商品リンク |
※ 製品のアップデートにより性能が変化していることがあります。(2024/5/22の情報)
ラピッドトリガー搭載のゲーミングキーボードおすすめ10選
ここでは、ラピッドトリガー搭載のゲーミングキーボードおすすめを紹介していきます。
Wooting「60HE+」英語配列
アクチュエーションポイントはキーごとに0.1mm単位で、0.1~4.0mmの範囲で設定可能です。Gateron Lekker スイッチを採用しており、キースタート時の押下圧は40cN、キーエンド時の押下圧は60cNになります。
Rapid Trigger機能により、作動ポイントと非作動ポイントを動的に変更することができます。これにより、キーを離した瞬間にリセットされるため、VALORANTでのストッピングに効果を発揮します。
60HEのモジュールを取り出してサードパーティのケースに取り付けたり、サードパーティの60%キーボードを60HEケースに取り付けたりすることができます。独自のカスタマイズをすることで、自分好みのキーボードを作成できます。
キースイッチ | Gateron Lekker Switch | 押下圧 | 40~60cN |
---|---|---|---|
キー配列 | 英語 | アクチュエーションポイント | 0.1~4.0mm |
接続方式 | 有線 | Nキーロールオーバー | 〇 |
サイズ(横×縦×高さ) | 302×116×38mm | アンチゴースト | 〇 |
重量 | 605g |
VXE「ATK68」英語配列
G版は打鍵感や打鍵音を求める方におすすめで、L版は入力や動作のパフォーマンスを重視する方におすすめです。これら2種類のスイッチから、自分の好みに合わせて選ぶことができます。
アクチュエーションポイントを0.1~4.0mmの範囲で0.1mm単位で調整でき、外観にCNCアルミニウム合金を採用しているため、シンプルながらも高級感を持っています。
ラピットトリガーの性能も非常に高く、この機能面とビルドクオリティを考えると、1万円後半という価格はリーズナブルであると言えます。コストパフォーマンスに優れたキーボードを探している方におすすめの製品です。
キースイッチ | GATERON V2 / RAESHA V2 | 押下圧 | 30g / 28g |
---|---|---|---|
キー配列 | 英語 | アクチュエーションポイント | 0.1~4.0mm |
接続方式 | 有線 | Nキーロールオーバー | |
サイズ(横×縦×高さ) | 311×102×?mm | アンチゴースト | |
重量 | ?g |
DrunkDeer「A75」英語配列
DrunkDeer磁気リニアスイッチを使用することで、アクチュエーションを0.2~3.8mmの範囲で0.1mm刻みでカスタムすることが可能です。これにより、ゲームやタイピングなどの用途に合わせて調整することができます。
Rapid Triggerを搭載したキーボードは、FPSやリズムなどのゲームにおいて、従来のキーボードよりも速いレスポンスを提供し、ゲームで優位に立つことができます。さらに、自分の好みに応じて自由にカスタマイズすることもできます。
特許取得済みの衝撃を吸収する構造と高品質のアルミニウムプレートが、ほとんどの摩擦とノイズを排除するため、快適な打鍵感を体験することができます。
キースイッチ | RAESHA switch | 押下圧 | |
---|---|---|---|
キー配列 | 英語 | アクチュエーションポイント | 0.2~3.8mm |
接続方式 | 有線 | Nキーロールオーバー | |
サイズ(横×縦×高さ) | 335×140×29mm | アンチゴースト | |
重量 | 715g |
65%サイズのコンパクトなキーボード「DrunkDeer G65」もあります。
ELECOM GAMING「VK600A」日本語配列
磁気検知式キーシステム「ELECOM Magnetic S.P.S Engine」により、キーの押し込みがどの位置でも、その位置に合わせてアクチュエーションポイントとリセットポイントを追従することで、最短0.1mmのキー入力ON/OFFが可能です。
アクチュエーションポイントは、最短0.1mmから3.8mmまで0.1mm刻みで設定できます。また、1つのキーに浅く入力した時と深く入力した時で異なるアクションを登録する機能もあります。
押下圧は、初動がちょっと軽い30gで、底打ち60gのリニア型を採用しています。ファクトリールブ済みのBOXタイプの軸を搭載し、キー入力時にぐらつきが少なく、スムーズな押し込みを可能にしています。
キースイッチ | RAESHA switch | 押下圧 | 30~60g |
---|---|---|---|
キー配列 | 日本語 | アクチュエーションポイント | 0.1~3.8mm |
接続方式 | 有線 | Nキーロールオーバー | |
サイズ(横×縦×高さ) | 310×102×30mm | アンチゴースト | |
重量 | 662g |
SteelSeries「Apex Pro TKL 2023」日本語配列
OmniPoint 2.0スイッチにより、アクチュエーションポイントを0.1?4.0㎜の範囲で0.1㎜刻みでカスタマイズすることが可能です。また、2-in-1アクションキーを搭載し、1つのキーに2つのアクションを設定することができます。
Rapid Triggerモードにより、一般的なキーボードの固定されたリセットポイントではなく、キーを押し上げることでリセットされるため、キーを高速で連打することができます。
有機ELスマートディスプレイは、アクチュエーションポイント設定やプロファイルの変更、アプリやゲームなどの最新情報が表示されるため、利便性がとても高いです。
キースイッチ | OmniPoint2.0 | 押下圧 | 45cN |
---|---|---|---|
キー配列 | 日本語/英語 | アクチュエーションポイント | 0.1~4.0mm |
接続方式 | 有線 | Nキーロールオーバー | 〇 |
サイズ(横×縦×高さ) | 355×128×42mm | アンチゴースト | 〇 |
重量 | 960g |
よりコンパクトなキーボードがいい場合は、60%サイズの「SteelSeries Apex Pro Mini」もおすすめです。
Razer「Huntsman V3 Pro TKL」日本語配列
アクチュエーションポイントを0.1~4.0mmの範囲で0.1mm刻みで全てのキーを自由に設定することができます。また、押下圧が40gと軽いため、素早い操作が可能となっています。
第2世代RazerアナログオプティカルスイッチはRapid Trigger機能を搭載しており、一般的なキーボードよりもはるかに高速なキー連打ができます。このスイッチは光学方式のため、磁気干渉や温度の影響を受けることなく、高い信頼性を確保しています。
コンパクトなテンキーレスサイズのゲーミングキーボードは、デスク上のスペースを広く使えるため、ゲームプレイしやすい配置を選ぶことができます。
キースイッチ | 第2世代Razerアナログオプティカルスイッチ | 押下圧 | 40g |
---|---|---|---|
キー配列 | 日本語/英語 | アクチュエーションポイント | 0.1~4.0mm |
接続方式 | 有線 | Nキーロールオーバー | ◯ |
サイズ(横×縦×高さ) | 363×139×39mm | アンチゴースト | ◯ |
重量 | 719.5g |
Real Force「GX1」日本語配列
東プレ独自のキースイッチ機構である「静電容量無接点方式」スイッチを採用しています。物理的な接点がないため、二重入力が発生することがなく、1億回以上の高い耐久性を誇るゲーミングキーボードです。
アクチュエーションポイントはキーごとに0.1mm単位で、0.1~3.0mm内の30段階で設定できます。また、Dynamic mode(ラピッドトリガー)機能では、キースイッチの ONからOFF、OFFからONまでの距離を0.1mm単位で調整できるようになっています。
AキーとDキーの同時押しを無効にし、後から押された片方の入力のみを有効にする「Kill Switch」機能を搭載しています。これにより、FPSゲームで銃弾をまっすぐ飛ばすための「ストッピング」と呼ばれるテクニックの操作性が向上します。
キースイッチ | 静電容量無接点方式 | 押下圧 | 30g or 45g |
---|---|---|---|
キー配列 | 日本語/英語 | アクチュエーションポイント | 0.1~3.0mm |
接続方式 | 有線 | Nキーロールオーバー | ◯ |
サイズ(横×縦×高さ) | 365×143.1×38.2mm | アンチゴースト | |
重量 | 1300g |
ZENAIM「KEYBOARD」日本語配列
スイッチのがたつきがなく、キーの中央や端のどこを押しても一定に反応するように設計されており、操作ミスや反応の遅れが致命的になるプロシーンにおいても最高のパフォーマンスを得ることのできるゲーミングキーボードです。
ZETA DIVISIONの選手やストリーマー達の監修のもと、キーを押し間違えずに反応の早いストローク量を突き詰めることで、キーストロークを1.9mmとしています。
ZENAIM SOFTWAREを使用することで、0.1mm~1.8mmまで0.05mm単位でアクチュエーションポイントを設定できます。また、リリースポイントを押し込み量に応じて自動で可変する機能(ラピッドトリガー)も搭載されています。
キースイッチ | 無接点磁力検知方式 | 押下圧 | 50g |
---|---|---|---|
キー配列 | 日本語 | アクチュエーションポイント | 0.1~1.8mm |
接続方式 | 有線 | Nキーロールオーバー | ◯ |
サイズ(横×縦×高さ) | 380.8×139.2×24.5mm | アンチゴースト | ◯ |
重量 | 723g |
CORSAIR「K70 MAX」日本語配列
日本語配列に対応したフルサイズのキーボードで、CORSAIR AXONテクノロジーにより8000Hzのポーリングを実現し、超高速なパフォーマンスが発揮できます。
CORSAIR独自のMGXスイッチを搭載し、すべてのキーのアクチュエーションポイントを0.4~3.6mmの範囲で0.1mm単位で調整できるため、用途に合わせた設定を自由におこなえます。
1つのキーに2つの異なるアクションを設定することで、1回のキーストロークで流れるようなコンビネーションが可能です。また、取り外し可能なパー ムレストにより、長時間のゲームでも快適なプレイができるのもポイントです。
キースイッチ | CORSAIR MGXスイッチ | 押下圧 | 45g |
---|---|---|---|
キー配列 | 日本語/英語 | アクチュエーションポイント | 0.4~3.6mm |
接続方式 | 有線 | Nキーロールオーバー | ◯ |
サイズ(横×縦×高さ) | 442×166×39.2mm | アンチゴースト | ◯ |
重量 | 1390g |
Arbiter Studio「Polar 65」英語配列
デザイン性と重量感のあるCNCアルミ製ケースが採用されており、高級感溢れるキーボードとなっています。また、スイッチプレートとホールセンサーPCBの間にシリコンダンパーフォームを搭載していることで、静音効果を高めて不必要な揺れなどを最小限に抑えることができ、最高の打鍵感を味わえます。
アクチュエーションポイントを0.1~3.8mmまでの20段階の感度をすべてのキーで設定可能でラピッドトリガーにも対応しています。また、キーの感度をソフトウェアを使わずに設定できる「インスタントトリガーモード」を搭載しています。
ホットスワップに対応しており、特定のキースイッチがチャタリングをおこしても、Fuji磁気スイッチとGateron社製のスイッチに交換を簡単にできます。
キースイッチ | Fuji磁気スイッチ | 押下圧 | 36~60g |
---|---|---|---|
キー配列 | 英語 | アクチュエーションポイント | 0.1~3.8mm |
接続方式 | 有線 | Nキーロールオーバー | |
サイズ(横×縦×高さ) | 315×109×40mm | アンチゴースト | |
重量 | 990g |
ラピッドトリガー搭載キーボードを選ぶポイントは?
お金に余裕があるなら、「Apex Pro TKL (2023)」、「Razer Huntsman V3 Pro TKL」、「Wooting 60HE+」などがおすすめです。
コスパで選ぶなら「VXE ATK68」、「DrunkDeer A75」、「ELECOM GAMING VK600A」などが価格が2万円前後で安くておすすめです。
まとめ(ラピッドトリガー搭載のゲーミングキーボードおすすめ一覧)
どうですか、気になったラピッドトリガー搭載のゲーミングキーボードは見つかりましたか?
この記事を通して、少しでもあなたのゲームライフが有意義なものになったら幸いです。
それでは、まったです。 (‘◇’)ゞ
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